トレイルランナーの皆さまへ
悪路のアップダウンにも対応できる体幹を!身体全体への気配りが肝心です
昨今、競技人口がめまぐるしく増加しているトレイルランニング&クロスカントリー。通常の長距離走とは決定的に違うのは、その走路です。
舗装されている道路とは異なり、森林、岩石、草原の間をぬって、足元の悪い道を走らなければいけません。また、平地では固まった走行フォームで走れますが、トレイルランニングでは路面環境に応じて走るため、一定のフォームで走ることができません。急激なアップダウンが多く含まれるのはもちろん、普通のランニングとは全く違う筋肉を使う「階段」まで織り交ぜられています。
そのため身体全体へのダメージが、一般の長距離走より格段に増加します。特に筋肉の損傷具合は、比べ物になりません。また経験の無い方には意外かと思われますが、実は道の上りよりも下りのほうが身体への負担が大きく、しっかり身体全体を鍛えていないと、制動が効かない転びやすい状態に追い込まれてしまいます。
転倒を防ぎ、アップダウンにも耐えられる身体にするには…。必要なのは「体幹」の強さです。脚部だけでなく、腹筋、背筋などを含めたボディ全体に負荷を加え、悪路に耐えられる身体の「柱」を作ることが重要なのです。単純な長距離練習だけでは、この体幹を鍛えることはままなりません。
当院ではトレイルランナーに向けた独自プログラムを開発し、接骨・整骨のフィールドを超えたトレーニング指導を通して「悪路に負けない身体作り」を目指します。下り道でも、転びやすい「腰くだけ」の姿勢から勇気を持った前傾姿勢へ。強化方法は「走るだけ」ではありません。通常のランニングとは異なる、身体全体のバランスを考えた訓練・調整・施術で、トレイルランニングにふさわしいボディへ整えてください。